機動戦士ガンダムシリーズ

1/144スケール EMS-10 ペズ・バタラ

 バタラ頒布当初から「ペズ・バタラはいつですか?」と言われ続けてようやくのお披露目となりました。手足がバタラとはほぼ共用なので比較的簡単に立体化できるはず。でも本当に需要があるのだろうか?という不安はありましたが蓋を開けてみれば好評で驚きました。一応は主人公搭乗機だということ、そして前後にボリューミーなボディと手足が思いの外マッチしているというデザインの妙もあるのかもしれません。

1/144スケール RE-79EX-1ゼファーガンダム(2017Ver.)

 20012年に奇跡の頒布となったゼファーガンダム。しかしその後の再販の申請はひたすら「不可」。そこで思い切って新版制作を決意。一部に旧版パーツを流用しているところもありますが、そういったものにも納得いくまで手を入れてあります。下脚は完全作り直し。前後方向に50%もボリュームアップしています。思い描いていたどっしりした下半身になったのではないかと思います。シールドには回転機構を追加しました。早いうちに着色版も完成させる予定です。

1/250スケール RMS-154 バ−ザム

 バーザムという機体はどうにも謎だらけです。カトキ氏がリデザインしてMK-IIの量産機チックな立ち位置を手に入れた感はあるのですが、ごっそりとMK-IIのパーツにコンバートというのはどうなんだろうという意見もあるわけで、やっぱりすっきりしません。脇役商会的にはロジックに詰めてデザインをアレンジしてみました。

 

 連邦所属の機体(しかも純地球製指向)なのでGM的ラインをベースに。そこに脚部の熱核コ・ジェネレーター搭載の大型化した大腿部。そのクリアランスのためイジェクションポッドギリギリまで切り詰めた腰部。ビーム兵器が主流になる時代を予見して可能な限りの質量軽減を試みた下腕・足甲・腰部・脛サイドはムーバルフレームむき出しという徹底ぶり。第1種装備ではこれに腕部小型シールド・脛左右にスラスター内装のインテグラルタンクを装備。専用ビームライフルはライフルと言いつつその実、速射に振ったメガ粒子砲。なので予備マガジンを必要としない。そして肩のムーバルフレームから直接電力供給を受けている。本機は頭部のホーンが長すぎ、そのままでは内部の狭いサラミス改級に収まらないため収容時には前方に折りたたむ構造になっている。

 

 と、まあ勝手に想像したものを立体化しました。頭部ホーンは折りたたみ機構を再現しておりませんがいずれは作り込みたいと思ってます。

1/144スケール EMS-06バタラ

 ゾンド・ゲー、アラナ、フリントと作ってきて、このバタラにて「機動戦士クロスボーンガンダム」登場両軍の主力量産機が新旧そろい踏みとなりました。なかなか感慨深いです。

体側から延びるアバラ状の動力パイプの造形、そして折り重なるような胴体の構造再現に苦労しました。飛行形態再現は考えていませんが、太腿パーツは左右分割構造のため改造は難しくはありません。カスタム機用のバーニアフィン・丸型ゴーグルも同梱しているのでバーンズ大尉搭乗の高機動型やクロスボーンバンガード鹵獲機も再現可能です。

1/100スケール ゾゴック

 ガンダムフィックスでこのゾゴックが、ズゴックとコンパーチブルながら商品化されると知った時は「ついに謎の多い(と言うより扱いがぞんざいだった)機体に光が当たる」と喜んだものです。しかしコンパチの悲しさ。コクピットの位置が不明、奇妙な胴顔といった点への回答は得られないまま。ならば自分で考えよう。そんな動機で製作を開始した作品です。コクピットはワイドカッター射出機の奥にある、胴顔は胴体とショルダーアーマーが盛り上がっているだけで、実はズゴックと変わらない付き位置といった独自解釈で、オリジナルのイメージを極力変えないように製作しました。

1/144スケール ゾンド・ゲー

 出自がコミックということもあって、クロスボーンガンダムという作品は立体化に恵まれません。その中にあってさらにかわいそうなのがこのゾンド。劇中でも補充部品の不足から決戦での囮としてオートパイロットで敵に向かっていくという悲しい最後。当会ではクロスボーンバンガード特有の兵器ショットランサー装備にて販売、のちにビームライフル装備版を販売しました。

1/144スケール F-97E フリント

 ゾンド・ゲー、アラナ、と立て続けに製作し、当たり前のように「次はフリントでしょ」と立体化しました。ゾンドとアラナが敵対勢力同士での小型化の対比ができたように、今度はクロスボーン軍内で量産機の新旧対比ができるというのがポイントです。量産機にしては「すぎた」性能というのがガンダムシリーズでは新鮮に思えるのはわたしだけでしょうか。

1/144スケール RX-79EX-1 ゼファーガンダム

 サイバーコミックに連載コミカライズされた「アウターガンダム」。その主役メカがゼファーガンダムです。この機体、当時としては斬新な無人機の設定で、それを活かしたヒューマンドラマに魅了されたものです。そのため「いつかは立体化を」と何度も版権申請をしましたがかなわず、諦めかけていたところにふいに許可が・・・。とにもかくにも製作・複製と怒濤のスケジュールの中おこなったため、販売当日も画像のようなレジンに墨入れしただけの姿にてお披露目(汗)。幸い好評いただいたので次回は完成度を上げて、と思っていたところ、またパッタリ申請は降りなくなり・・・。今や幻のような存在です。いつの日にか再起動できる日を夢見て!

1/144スケール EMS-12 アラナ

 クロスボーンバンガードの10m級小型MSゾンド・ゲー。これは、在来の15mMSを、コンセプトはそのままに小型化した機体でした。それゆえ、さして高機能化を果たすでもなく終わってしまったわけですが、本機は在来機を参考にしつつもコンセプトを明確にすることで小型化・高機能に成功しています。そのコンセプトとは「各部構造の集約による単純化」。センサーは頭部に、推進器は大腿部に、腕部はウェポン系の担架と操作、脚部はランディングギアと推進機。このようにすることで従来よりシンプルな構造化が実現し、結果小型化と軽量化が推し進められています。

 このことがゾンドと並べることで明確になって面白いのではないかと思い製作しました。もっとも「クロスボーンガンダム」を知らない方の目には、ただの珍MSにしか映らなかったかもしれません。

ジオン軍特殊部隊の爆弾

 イベントで販売するガレージキットは 気合いが入っていて当然! 

 

 ふとしたことからそういう自分の固定観念に風穴を明けようと製作。強力なネオジウム磁石を封入しているのでメモを挟んで冷蔵庫にペタリ!と、実用的に使うこともできる。まさに気分はアカハナ(笑)。

1/100スケール RGM-122 ジャベリン

 製作同期はいたって明確。「ニュータイプ100%コレクション」のカトキ氏のイラスト版があまりに格好良かったから。設定画も劇中での活躍もどうにもピリッとしなかったものだから、殊更そう見えたのもあるのかもしれません。15m級の機体ということでライフルやコクピット周りを大きめに造形してあります。

1/144スケール RGM-79SP ジム・スナイパーII

 人気があるにもかかわらず、いっこうに発売されなかったジムスナイパーII。ならレジンキット化しちゃおう!ということで手がけた作品。ユーザーからすればHGUCに組み込める改造パーツとして欲しいというのが本音だと思います。しかしながら発売当時、改造パーツにはイベント版権が降りにくかったという事情も鑑みて「固定ポーズキットとしても改造パーツとしても扱えるGMスナイパ−II」として発表。好評を得ました。

1/100&1/144スケール ビットセット

初のガンダム系版権作品。ロケット模型のように並べたらかっこいいと思って作った物です。