その昔、ウェーブがまだラークという社名だった 頃、1/35スケールのソフビ製オーラバトラーシリーズを展開していました。その中でもレプラカーンのボックスアートの格好良さは強烈で「いつかはあれを 立体で再現したい」そう思ったのはまだ学生の頃でした。あれから20年くらいたつでしょうか、めでたく完成したのがこの作品。一つ胸の中のしこりがとれた感じです。
まだ世間にファンタジーというものが浸透していない頃、突然登場したTVアニメ「聖戦士ダンバイン」。あまりに衝撃的な中世ヨーロッパ風な異世界という 舞台に心躍ったことは今でもよく覚えています。そしてブロンドヘア&碧眼のヒロインは女だてらにオーラバトラーを操る聖戦士マーベル・フローズン!そして 美女と野獣よろしく愛機はどこか生理的に嫌悪感漂うフォルムのダーナ・オシー。やがて敵軍の戦力増強に呼応して与えられた新型は、せむし男のごときシル エットと鬼を思わせる二つのツノ、そして恨みを感じさせる上睨み表情のボゾン。このヒロインとのミスマッチ感こそボゾンの「肝」というものでしょう。こちらはレプラカーンとは違い、劇中の活躍をイメージしました。19話「聖戦士ショウ」あたりがイメージソースです。性能的の劣る分は腕でカバーというのはお約束ながら心躍る展開でした。