太陽の牙ダグラムシリーズ

1/72スケール ブロムリー JRS ネイティブダンサー 指揮官タイプ&ミサイルポッドタイプ

ネイティブダンサー本体はもちろん、付属フィギュアも精密かつドラマを感じるポーズで素晴らしいのですがCBアーマーに合わせた1/72では何しろ小さい。なのでひとまとめにしてヴィネットとしました。
スタンレー高原に馳せ参じる少し前、各地からゲリラに合流すべく反旗を翻した部隊。そんな中には輸送もままならず自走での合流を試みたヘイスティもいたでしょう。ヘイスティはマーベリックヘリでスリングできないので他のCBアーマー以上に空輸が困難。そしてCBアーマーは稼働時間が短く途中で動けなくなれば追撃を受けてしまう可能性も高くなる。それを助けるべく手分けをしてJロック達が追跡していた。そんな設定です。当然足跡はアイアンフットヘイスティ。「まだ新しいですね」「ふむ。博士たちの情報を知って基地を出たと見て間違いないだろう。急ごう」

1/72 アイアンフットF4X ヘイスティ

 ずいぶん前に作った作品でしたがネットコンペの過去作投稿のためにポーズの見直しやウェザリング、ベースへの配置などのアップデートをおこないました。
キャノピーの無いオフセットされたトーチカ状コクピットや巨大なミサイルポッドとアームリニアガンが異彩を放っていて一番好きなCBアーマーです。

 

 

 

 

1/72 ソルティックH404S マッケレル

 Twitterで行われた模型コンペ「ドキュメントダグプラ」にエントリーした作品です。ダグラムはここ数年、模型分野では新興のMAXファクトリーがラインナップを拡充してきています。手元にタカラの旧キットがあったので、今回はMAX版のイカしたボックスアートを再現しようと試みました。
水の表現に注力したかったので本体に手を入れるのはそこそこに…とはいっても間接・開いた手首・スカスカに見えちゃう腹の下から股座にかけてといったところの新造と、結構手間取る羽目に。
波の表現は紙粘土で大まかに造形後アクリル絵具用のバーニッシュやメディウムで波を造形。初めてにしてはまずまず満足のいく形になリました。滴り落ちる水もこれらを駆使しましたが、こちらは今ひとつ。水の表現は奥が深いです。それゆえやる人が少ないということなのでしょう。今回初めて画材類を本格的に使ってみましたがなかなか面白いので今後も色々試してみようと思います。
直下の箱組ベースは3面にそれぞれ予告風作品名・旧キットをコピった機体名・旧キット恒例の熱い言葉(キットごとに違う)「威信をかけた戦いが男の心に火をつけた」をあしらってみました。

 

 

 

 

1/72 DM(ダグラム量産タイプ ダム)  (マックスファクトリー製ダグラム使用)

 ホビージャパンで開催されたダグラムコンペにエントリーした作品です。

実際に作品中には登場することの無かったCBアーマーで、キットのインスト裏に描かれていた「MECHANICAL WORLD」シリーズのイラスト、あとはデュアルマガジンに掲載されたイラスト&ダグラムを改造した作品、ワンダーフェスティバルで販売されたガレージキットくらいしか目にしたことがありません。制作のベースにしたのはMAX FACTORY製ダグラム。大きく形状の異なる頭部やザック、リニアカノンはプラ板やポリパテでスクラッチ。ダグラム本体も下腕やすねが長く見えるように手を入れました。

今回、それ以外に何かセールスポイントをと考え輸送用コンテナをスクラッチしました。第2世代

CBアーマーの大きなメリットの一つがコンテナでフットワーク良く移送できるということなので。

 

 

 

 

1/200 アビデートF44A  クラブガンナー

小粒ながらピリリと辛い。そんな言葉がぴったりの、キットです。

小さいのにシャープなモールドが実に小気味良い。ただ、形状は好みから少し離れているので修正、してサイズのため省かれている細部のディテールアップ。気を使ったのはとにかく薄く、そして細く。具体的にはフェンダー縁削り込み・アンテナを真鍮線に交換・ライト周りの再現・ストローを使っての縁薄ミサイルポッド再現・正面フックの再現・機銃の作り直しなどです。

そしてどっしりしたキットの体型を設定画のスラリとしたものに寄せるべくシェイプアップ!
車体幅は狭く、そしてトップヘビーに。脚部も足首は小さく、全体に長く。結果1/200より多少大きくなってしまいました。2輌を同時に制作し、一方は設定画のような歩きポーズ、もう一方は早駆け馬のようなアクションポーズにしてみました。4脚で平地ならスピードと安定した射撃性能で2脚型CBアーマーを圧倒!などと妄想は膨らみます(`・∀・´)。
ベースはコンセントとプラ板の箱組み。土はモデリングペーストを盛りました。

 

 

 

 

1/72 ソルティックH8 ラウンドフェイサー(マックスファクトリー製)

 モデルグラフィックスのラウンドフェイサーミーティング向けに作りました。ちょっと癖が強く思えたのでプレーンな形状を目指して改修。そのうえで「急造の指揮官用機」としてザックをこしらえました。整備はされたものの、いささかくたびれたH8に試作ライフルと共に装備されたという脳内設定です。スタンレー高原戦で寄り合い所帯の解放軍CBアーマー隊を指揮し勝利に貢献。パイロットはクリンにヘイスティーを譲った人物。そしてザルツェフ少佐の下で軽量化H8でダグラムを苦しめた一人でもある。

 

 

 

 

1/72 ソルティックH8 ラウンドフェイサー

 このキット、パーツ毎の形はなかなか良いのですが、全体で見るとちょっと上半身が下半身に比べて勝っているような気がします。そこで肩の左右を幅詰め。幸いなことに側面パーツが別になっており、これが非常に楽です。二の 腕も詰めて、ちょいと寸の詰まったかんじとしました。これにより頭部は大きく、かつ全体のバランスのとれたシルエットになったと思います。手首はガレー ジキットパーツ(タイプ失念)から、マグランチャーはブッシュマンから流用しました。マグランチャーはあまりに小さかったので1/144GM2のビーム
ライフルの基部を流用し大型化しました。
わたしは基本的に固定派なのですが、あえて今回は可動モデルとして完成させました。とくに股間部は新しい試みをしてみました。通常のフンドシから左右 に軸が出ているタイプをやめて、アシモなどのように上から軸が生えているタイプとしてみました。ここにダブルボールジョイントを組込むことでこれまでとりづらかった脚を中心軸方向に振ることができるようになりました。これにより今までとりづらかった動きのあるポーズがとれるようになりました。同様に足首と腰、肩にもWボルジョイントを仕込んであります。ジョイント部が露出しやすいといった弱点もありますが、これは今後の課題としたいです。
カラーリングは凹部に濃いグレー、凸部にホワイトを吹いてから各色を塗り分けました。失敗だったのが彩度の調整で、塗装自体は彩度抑えめのそれなりに 満足できる色味になったのですがデカールとのバランスが・・・。赤は真っ赤に、オレンジは目に鮮やかなオレンジに、あああ。デカールを貼った後に薄めた ホワイトを吹いた方がよかったのかななどと、今さら悔やんでおります。

 

 

 

 

サバロフ AG9 ニコラエフ

 番組終盤に登場するのにロートルというアンバランスな機体、ニコラエフ。デザインもヘッポコで腕がありません。キットはある意味うまくへっぽこなかんじに仕上がってはいるのですが「もう少しの大河原っぽさ+スケールなりに節度のあるディテール+ありそうなキャノピー」という課題で仕上げてみました。
  まずはコクピット。ある意味この作品の印象の最も出ているところだと思います。さすがにキットのキャノピーでかっこ良く作る自身がなかったので思いきって交換。バンダイ1/72SPT(レイズナー登場)グライムカイゼルを使用。このキットの頭部キャノピーを上下逆にして取り付け。スケールが一緒なこと、そしてデザイナーが一緒のせいもあってかジャストフィットです。これにあわせて後頭部も形状を変更しました。現用ヘリのバブルキャノピーっぽくなったんじゃないかと思いますがいかがでしょうか?色だけは困ったものですが。腹部・上部胴体は上下に延長。腰左右のミサイルポットは密着するように調整しました。太腿は1/144ギャン(旧キット)に交換して細くしました。臑は接着面でくさび状に削り、下方向の広がりを抑制してあります。足首は臑から下に引っ張りだして臑を長く見せてあります。 あとは全体的にのっぺりしているので適度にディテールアップ。アンテナは真鍮線に交換。左右張り出しの機銃(?)は縁を削り込んで内部に市販のディテール アップパーツを張り込んであります。右上の謎の砲塔は砲口・上部・後部にそれぞれ流用パーツやディテールアップパーツを追加して間延びを防ぎました。
 塗装はこの頃の大河原氏の定番的な、一段明るいカラーによる剥げチョロ塗装を敢行。やっぱり良く似合いますね。デカールはそのまま貼るにはあまりにチャラチャラしているので手持ちのAFVのものからチョイス。ベース手前にはスケール比較用のエアモデリング用のデッキクルーフィギュアを配置し、デカールで作品名を表記して完成。かなりいじったので「こんなのはニコラエフじゃねえ!」といった異論もあるかと思いますが、自分には「これは後期改修型なのさ」と言い聞かせております。真実は!・・・見えるか微妙(笑)